小又川新発電所の建設地
(出所:三菱マテリアル)
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小又川第四発電所
(出所:三菱マテリアル)
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 三菱マテリアルは12月25日、秋田県北秋田市小又川水系に水力発電所「小又川新発電所」を2019年5月に着工すると発表した。1953年に完成した小又川第四発電所以来、66年ぶりの新規水力発電所となる。

 新発電所は、森吉ダムを中心とした小又川水系で営業運転中の小又川第一、第二、第四発電所の効率的運用による電源増加策、および第一、第二発電所の経年対策を目的としたもの。森吉ダム直下の小又川第四発電所の放流口から直接取水(取水量13.0m3/s)し、ずい道から約8.5km下流に水を導いて有効落差約90mを確保した。

 最大出力は10.326MW(水車容量5.339MW×2台)で、年間発電量は約4万8500MWhを見込む。発電機は日本工営製を採用する。三菱マテリアルが施工管理を行う。完成は2022年12月の予定。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は非公表。

 新発電所の完成に伴い第一および第二発電所は廃止し、差し引きで小又川水系全体の発電能力は2.86MWの増加となる。年間発電量は約1万3400MWhの増加を見込む。また、年間のCO2削減量は約9800tとなり、40年生のスギ人工林1100ha分のCO2吸収量に相当する。