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1500V対応のPERC型太陽光パネル、ネクストエナジーが発売

2018/12/26 16:02
工藤宗介=技術ライター
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1500V対応の太陽光パネル新製品
(出所:ネクストエナジー・アンド・リソース)
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 ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は、直流システム電圧1500V対応の産業用太陽光パネルを12月18日に販売を開始した。従来の1000V対応品と比べて直列接続枚数を増やすことで、初期費用の削減とシステム効率の向上が期待できる。
 
 シリコン単結晶のPERC型(365W/枚)と多結晶型(330W/枚)の2タイプがある。価格はオープン、従来製品比で10%程度高額になる見込み。販売目標は年間100MW以上。

 直列枚数が増えることで、接続箱の台数や送電ケーブルの本数などを減らせる。初期投資や維持管理費用が低減する。加えて、高電圧化により電力損失を削減できるため、発電効率の向上につながる。

 太陽光で生成した電子のセル(発電素子)裏面での吸収を抑えて電流量を増やすRERC技術(単結晶のみ)と、電極間の距離を短くしてセル内の電気抵抗を低下し発電効率を向上する5本バスバーを採用した。最大過電流保護定格は15A。セル枚数は72枚/枚。質量は23.0kg。積雪荷重は5400Pa(表面)、風圧荷重は2400Pa(裏面)。

 同社ではこのほか、従来製品と比べて重量を25%低減した軽量太陽光パネルを製品化した。こちらも単結晶RERC型(305W/枚)と多結晶型(275W/枚)がある。12月12日に販売を開始した。設計段階で太陽光パネルの搭載荷重を見込んでいない建築物や、地震や雪が少ないベトナムなどの東南アジア地域などを想定した。価格はオープン、従来製品比で10%程度高額になる見込み。販売目標は年間50MW以上。

 軽量かつ汎用性のある部材を採用することで軽量化を実現。PERCセル技術(単結晶のみ)と5本バスバー技術の採用により変換効率と品質は従来と同等を維持した。セル枚数は60枚。質量は13.7kgで平米荷重は8.4kg。耐荷重は、積雪荷重が3600Pa(表面)、風圧荷重が2400Pa(裏面)で、多雪地域には設置できない。

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