「おひさまCARルーフ」
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「おひさまCARルーフTri」の設置イメージ
(出所:シナネン)
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 シナネン(東京都港区)は、太陽光パネル一体型カーポート(ソーラーカーポート)に蓄電池とV2H(Vehicle to Home)システムを組み合わせた新製品を発売した。

 同社は、「おひさまCARルーフ」の商品名で太陽光パネルを屋根材に使ったソーラーカーポートを製品化している。今回、これに蓄電池・V2Hスタンドを組み合わせ、「おひさまCARルーフTri」として11月から販売を開始した。価格はオープン。

 太陽光パネルと蓄電池、V2Hシステムを連係した製品は、ニチコンが開発し、「トライブリッド蓄電システム」として商品化している。今回は、それを採用した。

 トライブリッド蓄電システムは、太陽光パネル・蓄電池・V2Hスタンドに対応した「トライブリッドパワコン」により、太陽光で自宅や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)の電気を賄うほか、自宅とEV間の電気を移動できる「エレムーブ」で停電時にEV・PHVから自宅に給電できる。

 住宅太陽光の固定価格買取制度(FIT)による買取期間が2019年11月から順次、終了するのを見据えたもの。「卒FIT」後の太陽光の余剰電力を、蓄電池やEV、PHVの充電や災害時の予備電源に活用できる。

 3台用(パネル出力6.1kW)と2台用(同4.575kW)の2タイプのカーポートを用意するほか、パネル枚数を自由に設定できる「おひさまCARルーフFree」にも対応できる。パネルは韓国ハンファQセルズ製、蓄電池とV2Hスタンドは後付けでも設置できる。
 
 太陽光パネル、PCS、蓄電池には10年間、V2Hスタンドには1年間の自然災害補償が付帯される。参考価格は、3台用フルセット(PCS、蓄電池1基、V2Hスタンド)が366万9000円、2台用フルセットが326万7000円(施工費は別途)。2019年度に50基の販売を見込む。

 「おひさまCARルーフ」は、既に太陽光を設置済みで発電量を追加したい、太陽光を設置したいが屋根への設置が難しい、敷地を有効活用したいなどのニーズに対応する。

 国内工場で生産されたカーポートを採用し、建築基準法で規定されている建築確認申請に対応した。太陽光パネルの下に不燃材であるスチール折板を葺くことで、防火規定もクリアしたという。このほかにも、10年間で3回のメンテナンスサポートが標準付帯する。2015年の発売以来、これまでに950台以上の販売実績がある。