1. はじめに

 アジア最大級のディスプレー国際会議「IDW/AD '16」(2016年12月7日~9日、福岡国際会議場)。今年のIDWではSpecial Topicsとしてプリンテッドエレクトロニクス(PE)が取り上げられた。このうち、製造・材料関連のワークショップ「FMC-WS(Workshop on FPD Manufacturing and Components)」では次の4件の招待講演が行われた。その中から2件の講演概要を2回に分けて紹介する。

・K.Suganuma, et all.,“Standardization Activities on Printed Electronics of IEC TC 119”

・S.Maeda,“Overview of Standardization Activities for Stretchable Materials in IEC TC 119, Printed Electronics”

・C.Sekine, et all.,“World First International Standard for Printed Electronics Materials”

・T.Minakata, K.Hyodo, “Standardization Activities on Printed Electronics Devices in IEC TC 119”

2. IoTをリードするプリンテッドエレクトロニクス

 大阪大学 産業科学研究所 教授の菅沼克昭氏は「IEC TC119」においてプリンテッドエレクトロニクス技術の標準化国内委員会委員長を務める。将来、プリンテッドエレクトロニクスはIoT業界をリードすると予測される代表的な技術である(図1)。JEITA(Japan Electronics and Information Technology Industries Association)のプリンテッドエレクトロニクス委員会は、IEC TC 119と緊密に連携している。菅沼氏は、IEC TC119の組織と国際標準の進捗状況について説明した。講演では大阪大学 産業科学研究所 菅沼研究室におけるプリンテッドエレクトロニクス分野の成果も紹介したが、ここでは省略する。

図1 IoTの世界と実現に必要なデバイス
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