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会津若松市に26MWのメガソーラー稼働、災害時に自立機能も

2018/12/13 06:14
工藤宗介=技術ライター
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ナリ会津太陽光発電所
(出所:バンプーパワージャパン)
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非常用電源
(出所:バンプーパワージャパン)
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 タイのエネルギー事業者Banpu Powerの日本法人であるバンプーパワージャパン(東京都中央区)は、福島県会津若松市に太陽光パネルの出力26.2MW、連系出力20.46MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ナリ会津太陽光発電所」を建設し、12月1日から営業運転を開始した。

 猪苗代湖の北側に位置するゴルフ場「ナリ会津カントリークラブ」から敷地の一部(9ホール)を購入し、太陽光発電所に転用した。開発にあたり、福島県から再度林地開発許可を受けた。

 大規模災害などで停電が発生した場合、電気主任技術者によるマニュアル操作で自立型の非常用パワーコンディショナー(PCS)に切り替えることで、電気自動車(EV)などへ電力を供給できる。また、非常用PCSには、雨天や夜間などの太陽光発電の未稼働時に電力を供給できる蓄電池を接続した。

 太陽光パネルは9割が韓国LGエレクトロニクス製、1割が中国JAソーラー製を採用した。通常用のPCSは日立製作所製(31台)を採用した。また、非常用PCSはニチコン製(1台)、非常用PCSに接続された蓄電池はエリーパワー製(容量15kWh)となる。

 運営会社は、バンプーパワーなどが出資する会津ソーラーエネルギー(会津若松市)。福島県などが建設中の新送電線は用いず、東北電力の送電線から自社で枝線を引いて接続した。固定価格買取制度(FIT)の買取単価は36円/kWh。

 投資額は約100億円。スポンサーであるBanpu PowerとタイPrime Road Groupが20億円を出資し、残りはノンリコースのプロジェクトファイナンスで組成した。リードアレンジャーは三井住友銀行、コアレンジャーは東邦銀行。

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