湯沢市で15MWの地熱発電、出光などが環境アセス

2018/12/12 18:29
工藤宗介=技術ライター
噴気試験の様子
(出所:出光興産)
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事業実施予定地
(出所:出光興産)
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 出光興産、国際石油開発帝石、三井石油開発(東京都港区)は、秋田県湯沢市小安地域における地熱発電の本格的な事業化に向けて環境影響評価(アセスメント)に着手した。12月7日付で「計画段階環境配慮書」を経済産業大臣、秋田県知事、湯沢市長に送付した。

 地熱発電は、2011年の東日本大震災以降、国立・国定公園内での規制緩和や固定価格買取制度(FIT)の施行などに伴い、国内各地で調査・開発が進められている。

 3社は、2011年から石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の支援制度を活用し、同地区での地熱開発の共同調査を進めてきた。地下資源の探査・井戸の掘削・蒸気の供給などのノウハウを活用し、噴出試験を含む地熱資源量および経済性評価などの事業化検討を行った。

 その結果を踏まえて、本格的な事業化推進を目的とした「子安地熱株式会社」(東京都千代田区)を立ち上げ、地熱発電所の新設計画を策定した。環境影響評価表に基づき、地熱発電所「かたつむり山発電所(仮称)」設置に関する計画段階環境配慮書を作成した。

 かたつむり山発電所(仮称)の発電出力は1万5000kW(15MW)級になる予定。今後は、計画段階環境配慮書に対する住民の意見を「環境影響評価方法書」以降の手続きに反映させていく。2021年の着工、2024年の運転開始を目指す。