直流1500V仕様でシステム効率が向上する
(出所:Schneider Electric)
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 仏電機大手のSchneider Electricは12月10日、日本国内のメガソーラー(大規模太陽光発電所)2カ所に直流1500V仕様の大容量パワーコンディショナー(PCS)を供給すると発表した。

 納入するPCSは、定格出力2.2MWの「Conext SmartGen(コネクスト スマートジェン)」で、20年の長期保守契約も合わせて提供する。

 PCSを提供するメガソーラーは、いずれもゴルフ場跡地を活用した案件。岐阜県郡上市のメガソーラーは、連系出力42MWで2019年7月に運転を開始する予定。岡山県和気郡の案件は、連系出力70MWで2020年春頃に運転を開始する予定。いずれも詳細は非公表。

 直流1500Vへの高電圧化による送電ロスを軽減して高効率化するとともに、IoTを活用した予防保全によりメンテナンスを効率化した。1キットには2台のPCSと配電設備が含まれ、機器の配線も事前に準備された状態で納品されるため、現地での工事期間を短縮して建設コストを低減できるという。

 Schneiderは、2012年7月から国内太陽光発電事業に本格参入し、これまでの契約実績は1GWに達するという。

 なお、太陽光発電事業者のパシフィコ・エナジー(東京都港区)は、今回SchneiderがPCSを納入すると発表したメガソーラーに関して概要を公表している。「備前メガソーラー発電所」は、パネル出力112MWで年間発電量は約1億3200万kWhの見込み。EPCはJXエンジニアリングが担当する。「美並メガソーラー発電所」は、太陽光パネル出力55MWで年間発電量は約5500万kWhを見込む。パネルは中国Trina Solar製、EPC(設計・調達・施工)は東洋エンジニアリングが担当する(関連記事:郡上市で55MWのメガソーラー建設、パシフィコ・エナジー)。