雑草管理用の自律型ロボット「グラプレス」
(出所:フィールド開発)
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雑草を継続的に「踏む」ことで成長を抑制
(出所:フィールド開発)
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 フィールド開発(宇都宮市)は、太陽光発電所の敷地内に生える雑草を自律型ロボットが定期的に「踏む」ことで、適切な草丈に管理する手法を開発した。11月2日付で特許登録された。

 この自律型ロボットの商品化にめどを付けており、「グラプレス」の名称で2019年3月に発売する予定。販売価格(税別)は、現時点では80万円になる見通し。

 「グラプレス」は、太陽光発電所内を自律走行しながら雑草を一定間隔で踏むことで、草丈を10cm程度に揃える。植物学の知見によると、植物は接触または切断されると成長の抑制に関係するホルモンであるエチレンを放出するという。公園でも人通りの多い部分などで芝生や草が低くなるのは、こうした作用によるものという。

 これまでの実績では、開発したロボットにより機械的に重量を加えた場合、毎日4回踏むことで、最大75%成長が抑制されるという。

 近接センサーを備えており、フェンスなどに囲まれた空間を自律走行するほか、ワイヤーなどで指定された走行ラインをトレース走行することもできる。超音波センサーで植物と人間を判別して人間の手前で自動停止し後退・方向転換する。また、石やぬかるみなどの外因で指定走行範囲を外れた場合も自動で指定ラインに復帰できる。

 除草範囲は標準幅0.7~1.2mで速度は時速250m。1日1時間程度(1日250m)の稼働の場合、1台で500kWクラスの太陽光発電所を10日間で1周する。晴天時は背面の太陽光パネルで、雨天や日照の少ない時は蓄電池で動作する。電源投入時にフル充電で、4日以上の無日照状態や機器トラブルがなければ、以後、無給電で稼働し続けられるという。

 発売時期は2019年3月の予定。販売価格(税別)は、現時点では80万円になる見通し。今後発売に向けて、性能や価値を下げずにコストを抑えることを検討し、目標価格である70万円を目指すという。また、オプションの草刈り装置は1セット20万円(芝刈り装置4機および配線などを含む)。リースやレンタルも検討している。