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蓄電池の導入を検討する理由、「卒FIT」46%、「防災」10%

グッドフェローズがアンケート調査

2018/12/04 14:52
工藤宗介=技術ライター
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 次世代エネルギー業界の調査・広報などを行う「タイナビ総研」を運営するグッドフェローズ(東京都品川区)は11月30日、蓄電池の導入検討者を対象にアンケート調査を実施し、その結果を発表した。それによると、蓄電池導入の主な検討理由として、固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了する「卒FIT」が46%、「防災」が10%だった。

蓄電池の導入を検討した理由
(出所:グッドフェローズ)
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 合わせて、太陽光発電の設置状況を質問したところ、87%が「設置している」と回答。太陽光設置者の中での蓄電池の検討理由は「太陽光のFIT期間が終了するため」が53%、「訪問販売が来たため」が11%、「地震や台風など自然災害で不安を感じたため」が6%だった。

太陽光発電の設置状況
(出所:グッドフェローズ)
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太陽光発電の設置・未設置別による蓄電池の検討理由
(出所:グッドフェローズ)
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 FIT期間の終了する世帯は、2019年だけで55万世帯以上に達し、その後毎年20万件ずつ増えていくと予想される。今回の調査結果からは、FIT期間終了前に発電した電気の使い方を模索している様子がうかがえる。また、2番目の理由である訪問販売もFIT終了に向けて訪問販売事業者が営業を強化していることが予想できる。

 一方、太陽光未設置者の中での蓄電池の検討理由は「地震や台風など自然災害で不安を感じたため」が37%、「太陽光を導入予定のため」が16%だった。このほかにも非常用電源としての利用について聞いたところ、78%が「期待している」と回答した。その中には、9月6日の北海道胆振東部地震や9月30日の台風24号の影響で相次ぎ発生した停電を実際に経験したことが検討のきっかけになったという人もいた。

 停電の続いた9月以降、同社が運営する蓄電池一括見積もりサイト「タイナビ蓄電池」の利用者数が急増したことを受け、電話によるアンケート調査を実施した。対象および期間は、9月2日から11月16日までのタイナビ蓄電池利用者。有効回答数は150人。

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