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東北電力も「卒FIT」太陽光を買取、余剰分「一時預かり」も

管内で2019年度内に3万3000件が「満期」

2018/12/03 12:43
工藤宗介=技術ライター
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 東北電力は、2019年11月以降に固定価格買取制度(FIT)の買取期間が満了した「卒FIT」の住宅用太陽光発電を所有する顧客向けに、再生可能エネルギーの活用サービス「ツナガルでんき」を発表した。

 余剰電気の買い取りのほか、複数の関連サービスを提供する予定。11月29日に発表した。

 「卒FIT」後の太陽光で発電した電力を買い取るほか、メーカーなどと連携して顧客の発電量・消費電力量に適した蓄電池やヒートポンプ給湯機などの蓄エネルギー設備の導入を提案する。さらに、余剰電力を「一時預かり」するサービスも提供する。

 将来的には、地域の発電設備をまとめて管理してひとつの発電所のように機能させるVPP(仮想発電所)としての活用なども検討している。なお、東北電力エリア内では、2019年度内に3万3000件・合計12万5000kWが「卒FIT」になる見込み。

再生可能エネルギーの活用サービス「ツナガルでんき」の概要
(出所:東北電力)
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 同日発表したトータルサービス「より、そう、ちから。+ONe」を構成するメニューの1つとして提供する。同サービスでは、電気料金プランおよび会員制Webサービス「よりそうeネット」や、子どもの居場所確認や健康相談などのくらしサポート「マカプゥコンシェルジュ」などを提供する。

 買取価格などの詳細情報は2019年6月ごろに公表する予定。旧一般電気事業者で、これまでに「卒FIT」住宅太陽光の買取方針を表明したのは、中部電力、九州電力、北陸電力、関西電力、中国電力で、各社とも買取価格は年明けに発表する見通し。

 余剰電力の買い取り以外のサービスとしては、中部電力はイオンと連携して余剰電力に応じてポイントを付与する仕組みをつくる計画。また、中国電力も再エネ由来電気に関する新しいサービスも検討している(関連記事:関電と中国電も「卒FIT」太陽光を買取、両社で14万件超)(関連記事:北陸電力も「卒FIT」買取を表明、2019年度に9100件が「満期」)(関連記事:イオンと中部電力、ポイント付与で「卒FIT」電気を囲い込み)。

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