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花王、愛媛工場で電力のCO2ゼロ達成、自家消費太陽光と証書で

全生産拠点合計での再エネ比率は35%に

2018/11/30 06:25
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ、工藤宗介=技術ライター
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愛媛工場の太陽光発電設備(生産棟の屋上)
(出所:花王)
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 花王グループは11月28日、事業活動による温室効果ガス排出量を削減する取り組みの一環として、10月から国内5カ所の生産拠点でCO2排出量ゼロ電力を購入し始め、愛媛工場では電力のCO2排出ゼロを達成したと発表した。

 国内のすべての生産拠点(10カ所)における購入電力による再エネ使用割合は約35%になる。また、CO2排出量を2017年実績と比較して年間5万4000t削減を見込んでいる。これは、一般家庭約2万4000戸分の電力によるCO2排出量に相当する。

 今回の取り組みでは、紙おむつなどのサニタリー製品を生産する愛媛工場(花王サニタリープロダクツ愛媛)で非化石証書を使用した電気を調達することで購入電力のCO2排出量ゼロ(年間2万5000tの削減)を実現した。先に導入した出力334kWの太陽光発電設備と合わせてCO2排出量ゼロ電力のみで操業する。

 また、栃木工場、鹿島工場、川崎工場、小田原工場(花王コスメプロダクツ小田原)の4工場では、水力発電の受電やグリーン電力証書の使用により、4工場合計のCO2排出量で年間2万9000t削減を実現した。

 同社では、事業活動におけるCO2排出量ゼロを目指して、太陽光発電設備の導入やCO2排出量ゼロ電力の購入を進めていく。中でも流通量の多い非化石証書の積極的な活用を検討している。

 すでに海外工場では、今年、マレーシアの花王ペナングループ(出力136kW)、タイの花王インダストリアル(出力580kW)、中国の上海花王有限公司(出力297kW)で、太陽光発電設備を導入している。

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