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ストックホルムのホテルで屋根上太陽光、ハンファがハーフセル型を供給

2018/11/29 11:21
工藤宗介=技術ライター
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クラリオン・ホテル・サインの完成予想図
(出所:Hanwha Q CELLS)
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 韓国ハンファQセルズの独子会社は11月8日、スウェーデンのストックホルムにあるホテル「クラリオン・ホテル・サイン(Clarion Hotel Sign)」に設置した出力107kWの屋根上太陽光発電システムに、パネルを供給したと発表した。

 セル(発電素子)を通常の半分の大きさにカットしてモジュール化したハーフセル型の太陽光パネルを334枚設置した。11月初旬から運転を開始した。

 施工はスウェーデンの開発事業者Nordic Solarが担当し、再生可能エネルギー事業者neo Solutionsが、電力販売契約(PPA:Power Purchase Agreement)に基づきホテルに電力を供給する。

 発電量は一般家庭37世帯分の年間消費電力量に相当し、全量をホテル運営で自家消費する。また、太陽光発電に加えてシステム設置・維持・破棄までのライフサイクル全体で必要とされるエネルギーのうち130tのCO2削減効果が見込まれる。

 導入したパネルは、ハーフセルと6本バスバー、独自開発のPERC(裏面不動態式)技術を搭載したもの。変換効率は19.9%、公称最大出力は320W/枚となる。ドイツで6月に開催された太陽光関連展示会「Intersolar」において、太陽光発電部門で「Intersolar Award 2018」を受賞した。

 スウェーデンなどの北欧では元来、風力や水力発電が多く導入されてきたが、近年は太陽光発電の成長性やコスト面での理解が高まっている。スウェーデン国内でも多くのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が計画・導入されている。

 スウェーデン・エネルギー庁は住宅屋根への太陽光発電システム設置に対して総額6000万米ドル以上の還付金を支払う政策を行っている。

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