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東大、「ITヘルスケア」社会連携講座を開設

医薬品の開発や適正使用にイノベーションを

2018/11/27 10:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 東京大学とネオファーマジャパン、クロエは、東京大学大学院 薬学系研究科に社会連携講座「ITヘルスケア」を開設したと2018年11月26日に発表した。同年11月1日から3年間、ICTを活用して医薬品開発や医薬品の適正使用にイノベーションを起こすための共同開発を行う。

 この講座は、東京大学が患者中心の医薬品開発を目指す企業との共同研究を行うために開講した。具体的には、(1)治験・調査のパラダイムシフト、(2)医薬品適正使用のパラダイムシフト、(3)患者参加型の医薬品開発の実現、に関して研究を進める。

 (1)の治験や調査については、医薬品開発の対象疾患が希少化する中、在宅や遠隔で臨床データを収集する医療機器やプログラムの開発が相次いでいる。これらを用いた治験や製販後調査、臨床研究において信頼性の高いデータを効率良く入手するための組織体制などについて検討を行う。

 (2)の医薬品適正使用に関しては、調剤薬局での服薬指導により注意喚起されているが、調剤以外の服薬情報が共有されないなどの課題があった。そこで、エビデンスに基づく服薬指導を実現するための研究を進める。

 (3)の患者参加型の医薬品開発を実現するには、企業が患者のニーズを把握することや、患者に医薬品開発のプロセスを理解してもらうことが不可欠である。ITヘルスケアの講座では、国内外の患者会活動における情報提供や、医薬開発をさせるツールの研究や開発を行う。

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