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「東西向き」で発電量17%向上、静岡県函南町にメガソーラー稼働

2018/11/23 11:46
工藤宗介=技術ライター、金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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函南ソーラーパーク
(出所:スマートソーラー)
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竣工式の様子
(出所:スマートソーラー)
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 スマートソーラー(東京都中央区)は、静岡県函南町で建設を進めてきた出力1.9MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「函南ソーラーパーク」が完成し、11月21日に竣工式を開催した。太陽光パネルを「東西向き」に配置した。通常の南向き配置と比べて単位面積当たりの敷設率を高めて発電量を約17%向上した。

 農業振興地域に囲まれた飛び地に、オンサイト型の調整池として貯留量を確保しながら太陽光パネルの敷設量を最大化した。東西配置で平坦な地形用架台、傾斜地形用の三次元架台、オンサイト調整池内の置き基礎架台の3種類の架台を開発し、合計7704枚のパネルを設置した。

 年間発電量は2012.41MWhを見込み、これは一般家庭約630世帯の消費電力量に相当する。年間460kLの石油削減効果、1120tのCO2削減効果を見込む。売電単価は40円/kWh。

 京セラ製の太陽光パネル、中国Sungrow製のパワーコンディショナー(PCS)、ラプラス製の遠隔監視装置を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは藤崎電機が担当した。O&M(運営・保守)はスマートソーラーが自社で行う。

 スマートソーラーは、全国35カ所・合計230MW超のメガソーラーの開発からEPC、O&Mまでを手掛ける。すでに23カ所・合計69MWが稼働済みで、4カ所・合計93MWの大規模太陽光発電所を建設中。そのうち自社所有は8カ所・合計15.5MW、出資発電所は11カ所・合計138MWになる。

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