ニュース

一関市に合計5.3MWの営農型メガソーラー完成、大麦を栽培

2018/11/22 16:53
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
一関市鈴ヶ沢太陽光発電所
(出所:日本アジア投資)
クリックすると拡大した画像が開きます
竣工式の様子
(出所:日本アジア投資)
クリックすると拡大した画像が開きます

 日本アジア投資(東京都千代田区)は11月16日、岩手県一関市において開発を進めていたソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)「一関市鈴ヶ沢太陽光発電所」が10月に完成し、11月8日に竣工式を開催したと発表した。太陽光パネルの出力は約2.6MW。

 一般的な60セル(278W)/枚の太陽光パネルを9460枚設置した。パネル1段3列の3枚を基本アレイ(パネル設置単位)とし、各アレイは間隔を空けて架台に設置角8度で設置し、採光率50%を確保した。高さ約3.5mの架台を設置し、その下で大麦を栽培する予定。

 3つのアレイを杭基礎4本と支柱、梁で支える構造とした。支柱と支柱の間隔は6m空け、筋交い(ブレス)なしに強度を維持できる設計としたため、トラクターやコンバインなど大型の農業機械も容易に使用でき、効率的な営農を継続できるという。

 予想年間発電量は303万0975kWhで一般家庭約683世帯分に相当する。太陽光パネルは三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウエイ製を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは三菱電機システムサービス(東京都世田谷区)が担当した。

 リニューアブル・ジャパン(東京都港区)と東急不動産による共同開発。ノンリコースによるプロジェクトファイナンスを組成し、東北銀行から融資を受けた。藤沢農業振興公社または同公社のアレンジする農家が営農に従事する。

 6月に先行して完成した「一関市吉高太陽光発電所」とともに開発した。2サイトの合計出力は5.3MWで予想年間発電量は約6075MWh。一般家庭約1268世帯に相当し、約3290tのCO2排出抑制を見込む。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は36円/kWh(関連記事:一関市で営農型メガソーラー稼働、採光率50%で麦栽培)。

  • 記事ランキング