富士通研究所は、ブロックチェーン同士をセキュアーにつなぐ技術を開発した(ニュースリリース)。この技術を使うことで、例えば、異なる仮想通貨の交換や決済を簡単・安全に実行できるようになるという。

 ブロックチェーンは中央管理無し、高可用性、改ざん不能といった信頼性を担保する特徴を持っているため、仮想通貨だけでなく、金融や流通など様々な分野での活用が期待されている。富士通研によれば、2020年頃には分野ごとに多くのブロックチェーンが立ち上がってくるという。それに伴って、仮想通貨同士の交換など、複数のブロックチェーンにまたがったデータ処理のニーズが高まってくると見られ、それを支える技術の確立が必要になる。

 例えば、富士通研によれば、取引や契約を自動化する「スマートコントラクト」は1つのブロックチェーンに閉じた範囲でしか動作しなかった。このため、異なる仮想通貨間(複数のブロックチェーン間)での決済を実行しようとすると、次の2つの課題がある(図1)。(1)ブロックチェーンの間に位置する、変換レートや手数料を適用するなどの業務処理を行うアプリケーションの透明性を確保すること。(2)複数のブロックチェーンの取引タイミングを制御して、連続する一連の取引として扱えるようにすること、である。

図1●複数のブロックチェーンを横断した取引の課題。富士通研のイメージ。
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