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東電、ベトナムの水力に初出資、持ち分約10MW

2018/11/19 15:29
工藤宗介=技術ライター
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コクサン水力発電所
(出所:InfraCo Asia Development)
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出資構成
(出所:東京電力HD)
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 東京電力ホールディングス(以下、東電HD)は、ベトナムの水力発電事業者であるLao Cai Renewable Energyが保有する同国ラオカイ省のコクサン水力発電所に出資し、事業運営に参画する。11月9日、Lao Cai Renewable Energyの出資会社であるシンガポールViet Hydroの株式36.38%を取得した。

 同発電所の出力は2.97万kW(29.7MW)。2016年4月に営業運転を開始して以降、ベトナム国営電力会社傘下の配電事業者Northern Power Corporationと20年間の電力販売契約を締結して安定的に操業している。今回の出資により9900kW(9.9MW)が東電HDの持ち分となる。

 東電HDが海外の水力発電事業に出資・参画するのは初めて。同社が国内の水力発電事業で培ってきた技術やノウハウを活用することで、巡視点検など発電所運営の効率化に取り組むことで、さらなる利益向上に寄与できるとしている。

 同社は、企業価値を向上させるため、再生可能エネルギー事業の主力電源化に取り組んでおり、海外の水力および国内外の洋上風力を中心に開発を進めていく。このうち海外の水力は、将来的に総開発規模200~300万kW(2~3GW)を目指す。

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