自動車パワートレーンの開発・評価を手掛けるオーストリアAVL社が、新たなテストベッドを日本に開設する。「ジャパンテクニカルセンター」として神奈川県川崎市に新設し、2016年11月17日から本格始動する(図1)。完成車の状態で運転性能や燃費・排ガス性能を評価することが可能で、欧州で導入予定の排ガス試験「RDE(Real Driving Emission)」にも対応した。

図1 神奈川県川崎市に新設した「ジャパンテクニカルセンター」の外観
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 「日本にいながら、世界中の道路やコースを模擬的に走行できる。スピンターンなど、専門のテストドライバーでも難しい運転性能も再現性を確保して評価できる」。こう語るのは、AVL社の日本法人エイヴィエルジャパンのパワートレインエンジニアリング事業部の北原靖久氏である。

 運転性能だけでなく、燃費・排ガス性能も測定できる。2017年9月から欧州で順次導入される排ガスのRDE試験にも対応した(関連記事)。RDE試験は実際に車両を欧州の路上で走行させて排ガスを測定するもの。3種類の車速区分による試験を求めており、それぞれのルートで満たすべき要件を決めている。

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