電力使用状況に合わせて、蓄電池と商用電源を使い分けられる
(出所:エリーパワー)
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 大型Liイオン蓄電池を手がけるエリーパワー(東京都品川区)は11月10日、同社の可搬型蓄電システム「POWER YIILE 3」が、西洋ハウジング(東京都豊島区)が宮城県名取市に開発した分譲住宅「シアンズコート名取西 III」15棟に標準で採用されたと発表した。

 採用された蓄電池は、容量は従来機と同じ2.5kWhだが、定格出力を従来機の1.0kWから1.4kW(1.5kVA)に上げた。

 従来機は、同じ西洋ハウジングの分譲住宅「シアンズコート名取西」で採用されていた。同分譲住宅では、太陽光パネルの直流を交流に変換せずに、そのまま充電するシステムを採用した。

 今回の「シアンズコート名取西III」では、西洋ハウジングが新たに開発した配電システムを採用しており、居住者の電力使用状態に合わせて、蓄電システムと商用電源のどちらから電力を供給するか、選択できる。

 従来の住宅では、設計時に蓄電システムからの電力供給先を決定し、変更するには電気工事が必要だった。

 今回の配電システムは、通常時はリビングのLEDダウンライト、テレビ用コンセント、マイナスイオン発生機、寝室のコンセントに、蓄電システムから電力を供給する。停電発生時には、商用電力から電力を供給している冷蔵庫の配電プラグを一時的に差し替え、蓄電システムからの電力供給に切り替えられる。

 太陽光発電システムが設置されている既築住宅や、リフォーム時に蓄電システムを後付けする場合にも有効としている。