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医師の意思決定をAIで支援、富士通

2016/11/12 20:55
大下 淳一=日経デジタルヘルス
サン・カルロス医療病院におけるワークフロー
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 Fujitsu Laboratories of EuropeとFujitsu Spain(富士通スペイン)は2016年11月10日、医師による迅速な意思決定プロセスを支援するシステムを開発し、スペインMadridのサン・カルロス医療病院で実証を行ったと発表した(プレスリリース)。富士通は今後、同システムを富士通スペインのクラウドサービスの新しい医療API(Application Programming Interface)の基盤としていく考え。

 開発したのは「Advanced Clinical Research Information System」。精神科領域の専門医と連携し、富士通グループのデータ解析技術や人工知能技術、匿名化技術を組み合わせて開発したもので、同システムを使うことで診断に要する時間を半減できるという。これにより、医師が患者の問診により多くの時間を割けるようになったり、より高精度に患者の潜在的リスクを発見できるようになったりする。

 サン・カルロス医療病院での実証には精神科の専門医が参加し、匿名化された3万6000人以上の患者の情報を使った。これらの患者情報や医療関連の論文情報などの関係性をグラフ構造で表現したデータを入力情報とし、グラフデータ解析技術やセマンティックモデル化技術などの人工知能技術をシステムに実装した。

 同システムを使い、各医師が患者のこれまでの診断結果や合併症、自殺の潜在的リスク、薬物依存、アルコール依存などの関連性を調査。鍵となる臨床データを迅速に系統立てて検証でき、臨床における問題点を特定できるなど、高い精度のリスクアセスメントを実現できたという。この結果、自殺やアルコール依存、薬物依存のリスクを85%以上の精度で算出できた。

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