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ブラジルに南米最大400MWのメガソーラー、約半分が稼働

フランスEDF社とカナディアンが建設、2018年に全面完成へ

2017/11/09 16:54
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテック研究所
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 太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーと再生可能エネルギー事業者である仏EDF Energies Nouvelles(EDF EN)社は11月8日、出力191.5MWの「ピラポラ(Pirapora)Ⅰ」と出力92.5MWの「ピラポラ(Pirapora)Ⅲ」の両メガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトがこの11月から稼働を開始したと発表した。

 「ピラポラ」プロジェクトは、ブラジル南東部のミナスジェライス(Minas Gerais)州で2016年に建設が開始されていたもの(関連記事1)。

 今回稼働を開始したピラポラⅠとⅢの合計容量は、284MW。いずれも20年間の電力購入契約が締結済みである。容量が115MWの「ピラポラⅡ」は現在建設中で、2018年中頃に稼働する予定である。合計設備容量は約400MWとなり、南米最大となる見込み。

 カナディアン製の太陽光パネル「CS6U-P」をピラポラⅠは約60万枚、同Ⅲは約29万枚使用した。年間にそれぞれ392GWh、186GWhのクリーンな電力を供給可能で、2030年までに電力需要の23%を非水力の再エネ資源で賄うというブラジルの目標達成に貢献する。

 EDF EN社は、「ピラポラ」Ⅰ~Ⅲプロジェクトの80%をこれまでにカナディアンから買収している(関連記事2)。いずれも残りの20%はカナディアンが引き続き保有する。

 カナディアン・ソーラーのShawn Qu 会長兼CEO(最高経営責任者)は、「ピラポラⅠとⅢは、ブラジルで初めて系統網への接続を完了したプロジェクトとなった。ブラジル市場は今後も力強い成長が見込めるので、引き続き事業を拡大していきたい」とさらなる意欲を示す。

 EDFグループで再生可能エネルギー担当のAntoine Cahuzac上級執行副社長兼EDF EN社CEOは、「ブラジルは、EDFグループにとってカギとなる再エネ市場だ。今回稼働したプロジェクトは、事業計画『CAP2030』の下、フランス内外で再エネ設備容量を2030年までに倍増するという目標に向けた新たな一歩となった」と述べている。

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