図1 トヨタ自動車取締役副社長の伊地知隆彦氏
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図2 2016年度上期の北米販売台数
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 「北米市場では需要が乗用車からライトトラックにシフトしており、自動車メーカー各社の販売競争が激しさを増している」──。トヨタ自動車取締役副社長の伊地知隆彦氏は、2016年11月8日に開いた2016年度上期(2016年4~9月)の連結決算会見でこのように述べ、北米市場の今後に危機感を示した(図1)。

 燃料安などの影響で北米の新車販売市場では、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)やピックアップトラックなどの「ライトトラック」の販売は好調だが、セダンなど乗用車の販売は苦戦している。伊地知氏によると、2015年から現在までに60万台規模で、乗用車からライトトラックに需要がシフトしているという。

 60万台の需要シフトは、乗用車の販売台数が60万台減り、ライトトラックの販売台数が60万台増えたことを意味する。北米市場全体に占めるライトトラックの比率は60%に高まっているという。

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