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九電、「卒FIT」太陽光の買取を表明、管内で41万kWが「満期」に

2018/11/06 13:21
工藤宗介=技術ライター
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九電管内における太陽光・風力の設備状況(購入契約分)
(出所:九電・決算資料)
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 九州電力は、出力10kW未満の住宅用太陽光発電について、固定価格買取制度(FIT)終了後も引き続き買い取りを続ける。11~12月中に新たな買い取りメニューの公表時期を発表する。10月31日の記者会見で池辺和弘社長が明らかにした。

 家庭用太陽光発電のFIT買取期間は、2019年11月から順次終了する。九州電力では、2019年度中に約10万件・計約41万5000kWが「満期」となる。池辺社長は、こうした「卒FIT」の住宅太陽光に関して、「まだ発電できるものを無駄にするのはもったいない」と説明し、新しい買い取りメニューを整備することを表明した。具体的なメニュー内容は年明けに発表する予定。

 また、太陽光発電の出力制御については、気温や天候次第ではあるが11月はまだ実施する可能性があることを示唆。これまでの出力制御で発生した制御指令の解除が遅れるトラブルは、すでに制御システムの改修を完了したことを明らかにした。

 出力制御の解消に向けた施策では、蓄電施設や連系線の増強は膨大な費用がかかるため現実的ではないと説明。同社は現在、経済産業省の公募事業「再生エネルギー出力制御量低減のための技術開発事業」で転送遮断システムの開発を進めているという。同システムが実現すると、関門連系線の利用量を約30万kW拡大できる見込み。

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