図1 左がhSensor Platformのボード、右はデバッガーボード
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図2 Maxim社のさまざまなセンサーが実装されている
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図3 Maxim Integrated社 インダストリアル&ヘルスケア製品事業部 エグゼクティブディレクターのAndrew Baker氏
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 米Maxim Integrated社は、ウエアラブル用の複数のセンサーやコントローラーなどを実装した開発ボード「hSensor Platform」を2016年11月1日に発表した(図1)。hSensor Platformは縦25.4mm×横30.5mmのボードにMaxim社の心拍数や生体電位(ECG)を計測するセンサーや、同社がウエアラブル用に開発したマイクロコントローラーなどを搭載する。価格は、本体ボードにデバッガーボードやバッテリーホルダー、ECG用のケーブルなどが付属して約150米ドルを予定する。ハードウエアとソフトウエアの設計ファイルは無償で提供する。

 従来、ウエアラブル機器の開発では、ハードウエアやファームウエアなどのソフトウエアを開発者が準備し、それらの構成の検証などの作業を開発者自身が行っていた。hSensor Platformでは、センサーやそのコントローラーなど全てのハードウエアの構成要素をあらかじめ1つの基盤に実装し、英ARM社の開発環境「mbed」をすぐに利用できるようにすることで、これまでのハードやソフトの構成の検証作業を短縮し、ウエアラブル機器の開発期間を短縮できるとする。

 hSensor Platformには、同社のパルス酸素濃度計や心拍数センサーとして利用できる「MAX30101」や生体電位(ECG)のアナログフロントエンド「MAX3003」、温度センサー「MAX30205」、他社製のジャイロセンサーなどの各種のセンサーを搭載している(図2)。「hSensor Platformだけで、多くのウエアラブル機器のユースケースをカバーできるようにした。しかし、電気的な負荷を考えるとセンサーを多く載せれば良いと言うわけではない。最適なものを選択した」(Maxim Integrated社 インダストリアル&ヘルスケア製品事業部 エグゼクティブディレクターのAndrew Baker氏)(図3)。

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