東芝は、従来製品と比較して動作時消費電流を50%削減したBLE(Bluetooth Low Energy) SoCを開発した。コイン型など容量の小さな電池で駆動する、スマートウオッチや活動計量計といったIoT機器に向ける。

 開発したSoCは、BLE Ver.4.2規格に準拠する。このSoCのRF部に向けて複数の低消費電流化技術を開発し、受信時消費電流を3.2mA(電源電圧3V)、送信時消費電流を3.5mA(電源電圧3V、出力0dBm)に低減させた。これは、同社の既存BLE SoC「TC35667FTG」(日経テクノロジーオンライン関連記事)の動作時消費電流の約50%に相当し、電池の長寿命化を実現した。

従来と比較して動作時消費電流を50%以上削減 東芝の図。
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 また、今回のSoCには、このRF部に加えて、デジタル回路、さらにRF整合回路を内蔵させた。これで、外付け部品が従来の19個から7個に削減され、IoT機器の小型化に寄与するという。

外付け部品数を半分以下に 東芝のスライド。
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 同社は今回開発した低消費電流化技術を、2016年12月に量産計画中のBLE製品に採用する。このBLE製品のエンジニアリングサンプル(ES)は2016年10月から提供可能である。また、同社は今回の技術の詳細を、富山県で開催されるIEEE主催の半導体回路技術に関する国際会議「A-SSCC 2016(Asian Solid-State Circuits Conference 2016)」で2016年11月8日に発表する。

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