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関電と三菱商事、輸入ペレット使い国内最大級200MWのバイオマス発電

2018/10/31 21:17
工藤宗介=技術ライター
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相生発電所
(出所:関西電力)
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 関西電力は、兵庫県相生市に国内最大級の定格出力20万kW(200MW)のバイオマス専焼発電設備を稼働させる。海外から輸入する木質ペレットを燃料にする。

 同社の保有する石油火力発電所「相生発電所2号機」をバイオマス専焼発電設備に改修する。関西電力と三菱商事パワー(東京都千代田区)が共同設立した事業会社「相生バイオエナジー」が10月30日、プロジェクトファイナンスによる融資を受け、詳細設計・機器調達に着手したと発表した。

 相生発電所2号機は、燃料に重油や原油を用いた定格37.5万kWの火力発電施設で、1982年に運転を開始した。今回の改修工事では、燃料を石油から木質ペレットに変更し、定格出力は20万kWとなる。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は24円/kWh。2023年1月に営業運転を開始し、操業期間は20年間の予定。

 木質ペレットは、三菱商事が米国のバイオマス燃料大手Envivaの関連会社から調達する。ボイラーや燃料運搬コンベアの改修・新設工事はIHIおよびIHI運搬機械(IUK)が、タービンの換装工事は東芝エネルギーシステムズが受注した。

 相生バイオエナジーは、2017年4月に設立。資本金は4.5億円で、出資比率は関西電力が60%、三菱商事パワーが40%。関西電力グループは、2030年までに50万kW(500MW)程度の再生可能エネルギー電源の開発を目指している。

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