10月末、米テスラ・モーターズ(Tesla Motors)のCEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏がまた業界を騒がす発表をした。

 発表会ではまず、テスラが現在、買収をかけているソーラーシティ(SolarCity)のCEO(最高経営責任者)でマスク氏の従兄弟にあたるリンドン・ライヴ氏がまずステージに現れた。同社は、分散型太陽光発電の販売・設置で米国ナンバーワン企業だ。

 「これから紹介するプロダクトにとてもワクワクしています。このプロダクトは、テスラとソーラーシティが共同で念入りに開発したものです。このプロダクトのビジョンをより理解するために、イーロン・マスク氏を呼びましょう」と、マスク氏をステージに招いた。

 ちょっと洒落た郊外の住宅地にセッティングされたと思われるマスク氏が立っているステージは、実はカリフォルニア州ロサンゼルス郡にあるハリウッド映画スタジオとして有名な、ユニバーサル・スタジオの一部。同氏は周りの家を指し、「これらの全ての家にソーラー(太陽電池)が付いているのが、わかりますか?」と、参加者に問いかけた。

 まさしく、周りの洒落た家の「ルーフ(屋根)」が、今回の新しいプロダクトなのである(図1)。

図1●ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオに作られた住宅街で「ソーラールーフ・タイル」を発表するマスク氏(出所:テスラ・モーターズ)
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 マスク氏は、電気自動車を例にとり、「太陽光発電システムも(今後さらなる拡大をするためには)もっと魅力的にならなければならない」と強調した。「これからの太陽光発電は、(従来の屋根に比べ)より美しく、耐久性に優れ、断熱性に富み、さらに設置コストが、屋根プラス電気料金より低くならなければいけない」と語った。

 もし、「ソーラーが従来の屋根より、見かけもよく、より手軽で、スムーズに統合するようになれば、ソーラーを選ばない手はない」と、観客に語りかけた。