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“痛くて怖いマンモ”と決別、GEヘルスケア

2016/10/31 16:33
大下 淳一=日経デジタルヘルス
発表会に登壇した川上氏
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 「技術的な進化も重要だが、より力を入れたのは患者の不安感を取り除くこと。従来の医療機器開発にはなかった視点を持ち、デザインや形状、照明などにも注意を払って、検査を受けたい気持ちにさせることを目指した」(GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長の川上潤氏)。

 GEヘルスケア・ジャパンは2016年10月28日、マンモグラフィ(乳房用X線診断装置)の新製品「Senographe Pristina」とマンモグラフィ用画像診断ワークステーション「SenoIris」を発売。東京都内で発表会を開催した。

 登壇した同社社長の川上氏は、女性の健康寿命延伸や社会進出を支えるインフラとして「女性に特化した医療ニーズに応えることが重要になってきた」と指摘。妊娠・出産などを含む各ライフステージに応じたケアが必要であるなど、女性の医療ニーズは「男性に対する医療ニーズとはかなり形が異なる」といい、それに対応した医療機器開発などが必要になるとの見方を示した。

 女性医療で特に重要な位置を占めるのが、乳がんへの対策だ。乳がんは日本人女性において、ここ15年以上にわたり罹患率首位のがん。日本では多くの部位のがんの罹患率が低下している中、乳がんの罹患率は上昇を続けている。

 その背景の1つとされるのが、乳がん検診の受診率が30%台と欧米先進国に比べて低いこと。50年以上にわたりマンモグラフィを手掛けてきた医療機器メーカーとして「なぜマンモ検診が広まらないのかという問題意識が、我々の頭にはずっとあった」と川上氏は語る。各種の調査から浮かび上がってきたその理由は「マンモは痛い、(異常が見つかったら)怖いというイメージが付きまとい、受診が“大ごと”と受け止められている」(同氏)こと。今回の新製品ではその克服を目指した。

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