ニュース

メガソーラーに大型風車3基を併設、南国殖産グループ

2018/10/29 06:10
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
日置養母風力発電所の完成予想図
(出所:南国殖産)
クリックすると拡大した画像が開きます

 南国殖産グループの九州おひさま発電(鹿児島市)は、鹿児島県日置市の出力28.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「日置養母太陽光発電所」に6MWの大型風力発電設備を併設する。10月23日に起工式を開催した。2019年9月に運用を開始する予定。

 発電所名は「日置養母風力発電所」。標高約400mの山上にある太陽光発電所の外側に、日立製作所製の2MWの風力発電設備を3基設置する。タワー(支柱)の高さは約80m、ブレード(羽根)の長さは約40mで、軸部分と合わせるとブレードの回転直径は86mになる。

 合計出力は6MWとなり、発電量は一般家庭約3000世帯分に相当する。風速4m/sで発電を開始し、24m/sを超えると停止する。発電した電力は全量売電し、固定価格買取制度(FIT)の売電単価は22円/kWh。

 すでに稼働中の「日置養母太陽光発電所」は、施設敷地面積約146万m2(うち45万m2を使用)にサンパワー製の太陽光パネル8万8192枚と日立製作所製のパワーコンディショナー(PCS)を設置した。年間発電量は約3万2100MWhで、一般家庭約9000世帯分に相当する。FITによる売電単価は40円/kWh。2016年3月に運転開始した。

 なお、太陽光発電と風力発電設備はそれぞれ別の連系枠を持つ。太陽光発電の連系枠内で風力発電の電力を流し、連系設備の設備利用率を向上させる「再エネ・クロス発電」ではない(関連記事:太陽光に風力を“合体”、飯舘村の「再エネ・クロス発電所」)。

  • 記事ランキング