太陽光発電関連を手がける赤嶺電研企画(茨城県鹿嶋市)は10月14日、パワーコンディショナー(PCS)出力に対して、太陽光パネル出力を多くする「過積載」に関するサービスを提供すると発表した。

約2.44倍に過積載した
(出所:赤嶺電研企画)
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 日本では、太陽光パネルがフル出力となる時間が、相対的に短いこともあり、PCSの稼働率を上げて売電額を高める手法として「過積載」が一般的となっている。同社では、過積載という言葉が、「トラックの過積載」など、違法性を喚起させるとして、「パネル追加工法」と呼んでいる。

 まず、自社が茨城県鉾田市で運営中の太陽光発電所を、過積載比を約2.44倍に高め、検証を始めた。

 出力約10kWの発電所で、元々設置していたパナソニック社製(HIT)の出力240W/枚・44枚(10.56kW)に加え、 同じパネルを4枚と、中国ジンコソーラーホールディング製(多結晶シリコン型)の出力270W/枚・48枚を追加し、24.48kWとした。PCSは出力10kWで変えていない(新電元工業製)。

 同社では、今後、太陽光発電システムのEPC(設計・調達・施工)サービスにおいて、同社にO&M(運用・保守)を委託することを条件に、過積載比1.2倍以上の発電システムに対応するとしている。その場合、独自でPCSの3年間の無償交換保証をつける。

 O&Mの受託を条件とする理由として、過積載には未知の部分があり、故障や事故の発生を早期に発見し、対処できる体制とする必要があることを挙げている。O&Mまで一貫受注することで、顧客が想定する発電量を確保しやすくし、事業の安定性に寄与できるとしている。

 過積載比が1.5倍から2倍の発電システムについては、今回、2.44倍に過積載した自社の発電システムを1年間検証し、安全と効果を確かめてから提供を開始したいとしている。