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大林組、メガソーラーの借入金をグリーンボンドで充当

2018/10/26 05:40
工藤宗介=技術ライター
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「釧路町トリトウシ原野太陽光発電所」
(出所:大林組)
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 大林組は、100億円のグリーンボンドにより、3カ所の稼働済みメガソーラー(大規模太陽光発電所)などの借入金を借り換える。

 10月25日、国内社債市場で公募形式による「大林組グリーンボンド」(大林組第23回無担保社債)を発行した。同社の取り組む再生可能エネルギー事業(太陽光発電事業、風力発電事業)および環境配慮型開発事業であるグリーンビルディングなどに充当する。

 発行額は100億円で発行年限は5年、利率は年0.13%。主幹事は野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、グリーンボンド・ストラクチャー・エージェントは野村證券が担当する。すでにエヌエヌ生命保険、東京農業大学、福井銀行が投資を表明した。

 調達した資金は、以下の施設に関する借入金の借り換えなどに用いる。「芦北太陽光発電所」(2014年4月稼働開始、出力21.5MW)、「釧路町トリトウシ原野太陽光発電所」(2017年4月稼働開始、出力17.8MW)、「日向日知屋太陽光発電所」(2017年5月稼働開始、出力24.5MW)、「三種浜田風力発電所」(2017年11月稼働開始、出力5.97MW)、「SEP(自己昇降式作業台船)」(2020年10月完成予定)、グリーンビルディング「oak神田鍛冶町」(2017年8月竣工、BELS認証☆☆☆☆☆)――。

 同グリーンボンドの適格性と透明性を確保する第三者評価として、R&Iによる「R&Iグリーンボンドアセスメント」において「グリーンボンド原則2018」「グリーンボンドガイドライン2017年版」に適合するとのセカンドオピニオンを取得し、最上位評価「GA1」を取得した。また同様に、DNV GL ビジネス・アシュアランス・ジャパン(DNV GL)から「グリーンボンド原則2018」「グリーンボンドガイドライン2017年版」への適合性についてセカンドパーティオピニオンを取得した。

 大林組では、2050年のあるべき社会像の実現に向けた中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を2011年2月に策定している。同ビジョンでは、低炭素社会の実現に向けた数値目標として、自社施設の低炭素化や低炭素型の施工など直接的な貢献として2030年までにCO2排出量85%削減、低炭素型の技術や資材の開発・普及・提案・設計による間接的な貢献として2030年までに同25%削減、2050年までに同45%削減を目指す(いずれも2013年比)。

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