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メガソーラー電力を自営線と自己託送で配電、千葉のリゾート施設

2018/10/25 18:23
工藤宗介=技術ライター
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千葉県長柄町の大型複合リゾート施設「リソル生命の森」
(出所:リソルホールディングス)
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 リソルグループは、千葉県長柄町の大型複合リゾート施設「リソル生命の森」において、太陽光発電の電力を自営線と自己託送を組み合わせて主要施設に配電して地産地消する「地産地消エネルギーシステム」を導入する。10月から設備工事に着工し、2020年4月から開始する予定。

 リソル生命の森は、東京ドーム約70個分に相当する敷地に各種スポーツ施設やクリニックを併設した健康増進施設。宿泊施設には全室スイートタイプのホテルとログハウスを用意し、合計約500人を収容できるという。5つのレストランや研修施設、自然共生型スポーツ施設、ゴルフ場(真名カントリークラブ)などを備えた。

 地産地消エネルギーシステムは、敷地内に太陽光パネル出力1.2MW、連系出力1MWの太陽光発電施設を建設するとともに、日本メディカルトレーニングセンター(JMTC)までの約1.3kmに自営線を敷設して電力を供給する。JMTCで余剰となった電力は、既設の配電線を利用してゴルフ場クラブハウスへ自己託送し、発電した電力は全て自家消費する。

 また、貯湯型のヒートポンプ給湯機、電気自動車(EV)を活用したV2Gシステムを導入し、エネルギー管理システム(EMS)で制御することで、蓄熱や蓄電を組み合わせてエリア全体のエネルギー需給を最適に運用する。これらの導入により、JMTCおよびゴルフ場クラブハウスの光熱費の31.4%(年間338kL相当)を再エネで賄う計画。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは東光高岳が担当する。総事業費は約5億円。なお、低炭素投資促進機構(GIO)の補助事業「平成30年度 地域の特性を活かしたエネルギーの地産地消促進事業費補助金」の採択を受け、総事業費の約2分の1の補助を受ける予定。

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