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丸井、100億円のグリーンボンドで「RE100」移行資金を調達

2018/10/23 12:32
工藤宗介=技術ライター
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「エイムロジスポート」の屋根上太陽光
(出所:丸井グループCSRレポート)
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 丸井グループは、国内小売業として初めてグリーンボンドを発行する。事業活動で消費する電力を再生可能エネルギーで100%賄うことを目指し、5年債で100億円を調達する計画。10月19日に発行条件を発表した。

 同社は、7月に再エネに関する国際的なイニシアティブ「RE100」への加盟を発表した。2030年までに事業活動で消費する電力に占める再エネ由来電力の割合を100%にすることを目標に掲げている。今回のグリーンボンド発行は、これらの取り組みを実施するための資金調達を目的としたもの。

 利率は年0.190%で払込日は10月25日。主幹事は野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントは三菱UFJモルガン・スタンレー証券が担当する。発表日時点で大分銀行、関西大学、太陽生命保険、広島県信用組合、福井銀行、三井住友トラスト・アセットマネジメント、三菱UFJ信託銀行が投資表明を行った。

 具体的な資金使途としては、再エネ由来電力の購入費用や、再エネ由来電力への移行にかかる費用(電力購入契約の切替費用など)に用いる。みんな電力(東京都世田谷区)などからブロックチェーン技術により電源供給元の特定(電源トレーサビリティ)を実現した電力を購入する予定。

 また、再エネ発電設備の運営費用にも用いる予定。同社は、連結子会社のエイムクリエイツが2014年に「エイムロジスポート」(埼玉県戸田市)に屋根上太陽光を設置・稼働し、1年間に一般家庭100世帯分の電力を生み出している。

 このほかにも、温室効果ガス排出削減に向けた省エネ機器(LED照明、空調、冷温水発生機および冷温水・冷却水ポンプ、エスカレーターおよびエレネーター、変圧器、誘導灯、新型POSシステムおよびATMなど)の導入・維持管理費に活用する。

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