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ANA、150kWの太陽光搭載した訓練施設、グリーンボンドで資金調達

2018/10/22 09:48
工藤宗介=技術ライター
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総合トレーニングセンター(仮称)完成予想図
(出所:ANA)
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 ANAホールディングスは、東京都大田区に建設中の訓練施設「総合トレーニングセンター(仮称)」の建設資金を使途とするグリーンボンドを発行すると発表した。エアラインによるグリーンボンドの発行は世界初という。同施設には150kWの太陽光パネルを設置するなど、温暖化対策に配慮する。

 発行するのは、「ANAホールディングスグリーンボンド」で、発行年限10年、発行額100億円。今年10月頃に公募形式で発行する予定。

 同ボンドの引き受けでは、野村證券が、事務主幹事およびグリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントを務める。

 ANAが東京都大田区に建設中の訓練施設「総合トレーニングセンター(仮称)」は、出力150kWの太陽光発電設備を備え、発電した電力は自家消費する計画。総工費は約400億円で、2019年3月に竣工の予定。

 太陽光発電のほかにも、LED照明器具、高断熱・高気密ペアガラス、屋上緑化、自然換気、高効率熱源機器、ビルエネルギーマネジメントシステムなどを導入する。東京都建築物環境計画書制度でPALの逓減率11%(段階2)、設備システム全体のエネルギー利用の逓減率(ERR)33%(段階3)、CASBEE自己評価Aランク相当となる予定。

 グリーンボンド発行にあたりANAは「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2018」および環境省の定める「グリーンボンドガイドライン2017年版」に即したグリーンボンドフレームワークを策定した。また、第三者評価として格付投資情報センター(R&I)からセカンドオピニオンを受けるとともに、最上位評価「GA1」の予備評価を取得した。

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