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積水ハウス、東北初の「Nearly ZEB」竣工、66kWの太陽光搭載

2018/10/22 09:20
工藤宗介=技術ライター
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積和建設東北株式会社 新社屋
(出所:積水ハウス)
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事務所ビルでNearly ZEBを実現した仕様
(出所:積水ハウス)
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 積水ハウスは、東北地方で初となる「Nearly ZEB」基準を満たした事務所ビル「積和建設東北 新社屋」を仙台市に9月28日、竣工した。出力66.24kWの太陽光発電システムなどを搭載し、一次エネルギー消費量を77%削減した。

 太陽光発電システムは、屋根上に太陽光パネルを288枚設置した。このほか、高断熱複層ガラス、高効率空調設備、人感センサーを採用したLED照明、BEMS(ビルエネルギー管理システム)などにより、Nearly ZEB基準(創エネを含むエネルギー削減率75%以上~100%未満)を満たした。延床面積は1986.55m2

 工業化住宅「フレキシブルβシステム」を採用した。建物の強度を維持したまま構造柱の本数を削減・集約できるため、設計の自由度が高く、鉄筋コンクリート構造と比べて短工期で高コストパフォーマンスが特徴という。これまで住宅で培ったノウハウを活用し、病院・ホテル・保育園・店舗・事務所・高齢者施設などへの適用を進めている。

 同社は、2013年から戸建住宅でのZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)を展開し、2017年度のZEH比率は76%、2018年3月末時点のZEH累積棟数は3万5881棟。集合住宅では、2018年1月に金沢市で全国初となる全住戸ZEHの賃貸住宅を竣工、2019年2月には名古屋市で全国初の全住戸ZEH分譲マンションを竣工する予定。また、気候条件の厳しい札幌市でNearly ZEH-M基準を満たす集合住宅を2019年3月に竣工する予定。

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