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ABB、731MWの洋上風力向け変圧器を受注、オランダ沖22km

受注額は2000万ドル以上、高圧66kVで運用

2018/10/22 08:59
工藤宗介=技術ライター
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洋上風力発電設備向けの変圧器。66kVの高電圧で運転
(出所:ABB)
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 スイスABBは9月27日、デンマークの風力発電事業者MHI Vestas Offshore Windが建設を進める北海のボルセル風力発電所の第2期工事において、洋上風力タービンに搭載する変圧器を受注したと発表した。受注額は2000万ドル以上になるという。

 ボルセル風力発電所の第2期工事では、オランダ沿岸から22km離れた北海洋上に風力発電所を建設する。ボルセルIIIおよびIVの2つの発電所から構成され、合計出力は731MWに達し、80万世帯以上に電力を供給できる見込み。

 同発電所に採用された変圧器は、コンパクトサイズながら信頼性およびエネルギー効率が高いのが特徴という。洋上風力タービンを66kVの高電圧で運転することが可能で、損失が大幅に減少し効率が向上するとともに、ライフサイクルを通じてコストを最適化できる。同設備において66kVは最高電圧になるという。

 今回のプロジェクトでは、沖合の風力発電設備の規模を徐々に拡張し、最終的には商業用洋上風力タービンの世界最大クラスである1基当たり9.5MWまで拡大する予定。変圧器は、特定用途のニーズ、機械的な構造上の制約、コスト要求を満たしながらも軽量コンパクトで設置面積が最小であることが求められたという。

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