図1 取締役会長に内定したCarlos Ghosn氏
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図2 社長として続投する益子修氏
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 三菱自動車は2016年10月20日、日産自動車からの出資が完了したと発表した。三菱自動車の発行済み株式の34%を、日産が2370億円で取得した。これにより日産は、三菱自動車の単独筆頭株主になる。

 出資の完了に合わせて、日産会長兼社長のCarlos Ghosn氏が、三菱自動車の取締役会長に就く人事も内定した。三菱自動車取締役会長兼社長の益子修氏は、取締役社長にとどまる。2016年12月の株主総会後に正式に就任する予定だ(図1、図2)。

 三菱自動車は2016年4月に軽自動車の燃費データ不正問題が発覚し、翌5月に日産からの出資の受け入れを決めていた。不正問題の影響で国内の新車販売が低迷したことに加え、対応費用の増加などで業績が悪化。2016年度の最終損失は、当初の予想よりも950億円増えて2400億円になる見通しである(関連記事)

 今後、三菱自動車はルノー・日産グループの一員として、燃費データ不正問題によって失われた信頼の回復と、低迷する業績の立て直しを目指す。

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