ルネサス エレクトロニクスは、自動運転車の開発に向けたキットを2種類発表した。それぞれ、ソフトウエア開発者が手元で手軽に使えるように安価なこと、実際の車に搭載して使える高い性能や堅牢性を持つことが特徴である。

 同社によれば、ADASや自動運転機能の進捗に沿って、車載ソフトウエアの大規模や複雑化が急ピッチで進行している。例えば、現在でも、スマートフォンのコード規模は1200万行なのに対して、高級車のそれは約1億行に達するという。今回発表した2種の開発キットはこうした車載ソフトウエアの変化に対応し、ADASや自動運転車の早期実現を支援するとしている。

車載ソフトウエア車載ソフトウエアの大規模や複雑化が急ピッチで進行 ルネサスのスライド。
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 1種類めの開発キットは、「R-Car スタータキット」の第3世代品である(ニュースリリース1)。2製品からなる。車載制御向けハイエンドSoC「R-Car H3」(日経テクノロジーオンライン関連記事1)を搭載した「R-Carスタータキット Premier」と、車載制御向けミッドレンジSoC「R-Car M3」を搭載した「R-Car スタータキット Pro」の2製品。R-Car M3は今回のキット発売を機に、新たに発表されたチップである。

「R-Car スタータキット」の第3世代品の概要 2製品からなる。ルネサスのスライド。
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 2製品とも、ソフトウエア開発者の1人ひとりが手元で使えるように価格を抑えたことが特徴だとする。R-Carスタータキット Premierが8万円(税別参考価格)、R-Car スタータキット Proが5万円(税別参考価格)である。ルネサスは入手が容易なことも特徴だという。ルネサスの販社や特約店はもちろん、オンラインショップでも購入できる。

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