FIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦決勝が2016年10月16日に富士スピードウェイで行われ、トヨタ自動車の「TS050 Hybrid」6号車が今季初勝利を果たした。2番手は「Audi R18」8号車で、3番手には「Porsche 919 Hybrid」1号車が入った。

 ルマン24時間レースで優勝を逃したトヨタは第6戦まで表彰台には立つものの、勝利からは遠ざかっていた。前日に行われた予選でも中島一貴選手らの5号車が3位に入るものの、Audi8号車が首位、Porsche1号車が2位につけて決勝レースに臨むことになった。

 今回優勝したトヨタ6号車は、予選4番手からのスタート。小林可夢偉選手がスタートドライバーを務めた。トヨタ5号車がスタートに失敗して順位を下げたのに対し、6号車は序盤でPorsche1号車を抜き、Audi8号車に次いで2位につける。Audi7号車はモーターユニットのトラブルに起因する整備でフロントのドライブシャフトを取り外したことが規則違反となってリタイアした。そして、開始後5時間を経た時点ではAudi8号車が首位を守り、2番手をPorsche1号車とトヨタ6号車が争う展開となっていた。しかし、最後のピットインでAudiやPorscheがタイヤ交換したのに対し、トヨタはタイヤを交換せずに給油のみでピットアウト。この戦略によって、小林可夢偉選手が運転するトヨタ6号車がAudi8号車の十数秒前で首位に立つ。

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優勝した6号車
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2位の8号車
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3位の1号車

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