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ABB、中央アジアに再エネの直流送電設備を供給

2018/10/17 07:05
工藤宗介=技術ライター
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「CASA-1000プロジェクト」による高圧直流送電関連の設備
(出所:ABB)
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 スイスの重電大手ABBは9月24日、タジキスタンとパキスタンに高圧直流送電(HVDC)変換所を供給すると発表した。

 キルギスとタジキスタンの水力発電所から800km離れたパキスタンへ効率的に送電する「CASA-1000プロジェクト」の一環で、スペインのEPC(設計・調達・施工)サービス事業者Cobraが建設および設置を担当する。

 HVDC変換所は、500kVで1300MWの電力を送電できる。電力需要の増加に向けたパキスタン政府の取り組みを支援するほか、キルギスとタジキスタンの水力発電所をより有効に利用できるようになる。費用は3億3000万ドル相当で、世界銀行が支援する。

 CASA-1000プロジェクトでは、商業的な取り決めや制度設計、送電インフラの整備により、中央・南アジアの国家間の電力取引を促進する。参加国は、アフガニスタン、キルギス、パキスタン、タジキスタンの4カ国。

 ABBは、60年以上前にHVDC技術を開発した。これまでに120件以上のHVDCプロジェクトを受注し、総設備容量は13万MWを超えるという。

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