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飛騨市に合計2MWの小水力発電、大和ハウスなど

2018/10/14 23:54
工藤宗介=技術ライター
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菅沼第一水力発電所
(出所:大和ハウス工業)
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菅沼第二水力発電所
(出所:大和ハウス工業)
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全体配置図
(出所:大和ハウス工業)
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発電設備(フランシス水車)
(出所:大和ハウス工業)
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 大和ハウス工業とシグマパワーホールディングス(東京都港区)、坂本土木(岐阜県飛騨市)の3社が設立した合弁会社DTS飛騨水力発電(岐阜県飛騨市)は10月11日、岐阜県飛騨市宮川町で建設を進めてきた小水力発電所「菅沼水力発電所」の営業運転を開始した。発電出力は合計約2MW。

 建設地は神通川水系宮川の菅沼谷支流の標高約1000mに位置し、年間を通じて豊富な雪どけ水に恵まれている。取水堰から全長1772mの鉄管路を敷設し、2017年10月に「菅沼第一水力発電所」(出力970kW)、2018年10月11日に「菅沼第二水力発電所」(出力999.5kW)を竣工した。

 各施設は可能な限り林道近傍に敷設し、樹木の伐採や土木造成は最小限に留めたという。さらに、送電設備のほとんどを地下埋設で施工した。風雪に強く、24時間電力を供給できるとしている。用地は、土地所有者から賃借した。

 合計の年間発電量は、約2700世帯分に相当する年間約1万2060MWhを見込む。CO2削減効果は年間約7000tで、杉林のCO2吸収量に換算すると約560ha分に相当するという。設計・施工は、東芝エネルギーシステムズと坂本土木が担当した。総事業費は約29億円。

 発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)を活用して大和ハウス工業がPPS(新電力)として全量買い取り、電力小売事業の電力として法人企業に販売する。売電による売上高は年間約3.8億円を見込んでいる。

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