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高岡市で50MWのバイオマス発電、木質ペレットを輸入

2018/10/14 17:37
工藤宗介=技術ライター
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図1●銘建工業の製造した木質ペレット
(出所:銘建工業)
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 エクイスバイオエネルギー(東京都中央区)は10月1日、富山県高岡市に出力50MW級のバイオマス発電所を建設すると発表した。2019年春に着工し、2021年第3四半期に発電を開始する予定。

 再熱方式を採用した高効率バイオマス専焼発電設備で、EPC(設計・調達・施工)業務は東洋エンジニアリングが受注した。同社にとって、2018年春に受注した茨城県の50MW級プロジェクトに続く、2件目のバイオマス専焼発電所案件となる。

 ボイラーはオーストリアのアンドリッツ製、蒸気タービンと発電機はドイツのシーメンス製を採用する。シーメンスは、今回の受注に関してリリースを公表し、「高い発電効率と世界的に豊富な実績が評価されて今回の採用につながった」とのコメントを出した。同社は、2MW~250MWにわたる幅広い発電出力の蒸気タービンを提供しているという。

 主燃料は輸入木質ペレットを採用する。国内大手総合商社と運転開始後20年間の燃料供給契約を締結し、森林認証を取得したもののみを使用する予定。発電した電力は北陸電力に売電する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は24円/kWh。

 三井住友信託銀行および新生銀行を中心とした9行と約250億円のノンリコースローン契約を締結した。また、燃料供給契約に基づく為替予約も実施した。

 エクイスバイオエネルギーは、今回のほか、千葉県で75MW級バイオマス発電所の開発を計画しており、国内で合計500MWの事業展開を目指している。

 木質ペレットは、木を粉砕・乾燥させ、直径約6mm、長さ50mm前後のペレット状に圧縮成型した固形燃料。世界的にバイオマス燃料の1つとして流通している。国内では、集成材大手の銘建工業(岡山県真庭市)などが、木材加工品の製造工程から排出される木屑を原料に製造・販売している(図1)。

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