藤棚式のソーラーシェアリング用の架台
(出所:三喜工務店)
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パネルの下のシイタケの原木
(出所:三喜工務店)
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パネルの下で栽培しているサトイモ
(出所:三喜工務店)
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収穫期を迎えたシイタケ
(出所:三喜工務店)
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 太陽光発電の施工を手掛ける三喜工務店(愛知県小牧市)は、ソーラーシェアリングで栽培したシイタケを収穫し、11月6日に関係者を集めて感謝祭を実施すると発表した。合計出力約290kWの太陽光パネルの下にシイタケの原木を約5500本並べて栽培したもの。

 同社は2015年、愛知県で初めて農地法4条の一時転用許可を利用し、営農型太陽光発電事業によるシイタケ栽培を始めた。今秋、太陽光パネル下で生育したシイタケが初めて収穫期を迎えたため、 地域の関係者を集めてシイタケ狩りを行うことにした。

 事業用地はもともと、廃屋の建つ荒れた耕作放棄地だったという。同社が土地を取得し、廃屋を解体して造成した。藤棚式の架台に長方形の太陽光パネル(225W/枚)を5エリアに分け、合計1125枚設置した。独自に開発した杭基礎と鉄骨架台を使用した。

 パネルの下には、シイタケの原木5500本のほか、サトイモも栽培した。シイタケの原木を置いたエリアは、日射が当りすぎないよう調整し、定期的な水やりや、原木の組み換えなどを行い、適度に刺激を与えることでシイタケの発芽を促進したという。

 台風などの影響で発芽が早く、「市販のシイタケよりも肉厚で、非常にジューシーに育った」という。収穫後は、生シイタケと干シイタケに加工して出荷する予定。

 植物には光飽和点があり、直射日光が当りすぎると生育に悪影響があるという。そこで、太陽光パネルの隙間を程よく調整した。シイタケは日影で水分を好むため、幕を使ってさらに日射を制御した。比較的日射の取れる場所には、サトイモを植え、大きく順調に育っているという。