北九州市エコハウスと「クラリティ フューエル セル」
(出所:ホンダ)
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 ホンダは10月7日、北九州市と連携して取り組んでいるV2H(Vehicle to Home)共同実証実験として、燃料電池車(FCV)から住宅への電力供給を開始したと発表した。

 同社は北九州市に、太陽光発電の電力で製造した水素をFCVに充填する設備も導入しており、これと組みわせると、太陽光由来の電力をFCVから家庭に給電できる。

 今回、ホンダは北九州市の実験住宅(エコハウス)に、V2H対応DC普通充電器「Power Manager」と、V2L(Vehicle to Load)対応可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」を導入した。10月7日から同設備を介してFCVからエコハウスに電力を供給する実証実験を開始した。

 FCVは、今年3月に発売した燃料電池車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」を活用する。

 ホンダは2014年12月、北九州市、岩谷産業と共同で、高圧水電解システムを使ったパッケージ型の「スマート水素ステーション」を、北九州市エコタウンセンター(福岡県北九州市若松区)内に設置した。同センター内の太陽光発電システムで発電した電力を使って製造した水素を利用する仕組み。

 同ステーションでFCVに水素充填し、車体に搭載した燃料電池で発電した電力を、「Power Exporter 9000」を通じて住宅に供給すれば、CO2を排出しない電力を、住宅の需要ロードに合わせて利用できる。