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「足首だけを補助」、片麻痺患者の歩行支援ロボ

オリジンが介護・医療施設などに向けて発売

2016/10/11 10:15
小谷 卓也=日経デジタルヘルス
装着の様子。腰に付けているのは制御ボックス。同ボックスは患者には装着せず介護者が持ちながら使うシーンも想定しているという
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 介護施設の運営展開と医療機器・福祉用具販売を手掛けるオリジンは、脳卒中後の片麻痺患者の歩行をアシストして正常な歩き方に近付ける密着型歩行補助装置「RE-Gait」を2016年10月17日に発売する。同社が運営する介護・医療施設や、フランチャイズ運営をしているリハビリ施設での利用を推進すると共に、販売代理店通じて全国の介護・医療施設への導入を進める。年間300台の販売を目指す。

 脳卒中後の片麻痺患者は、足の背屈動作や脚の振り出しなどの歩行動作が十分にできない。このため、外転歩行やぶん回し歩行といった歩行になり、転倒のリスクが高くなる。転倒による骨折は、寝たきりの大きな原因にもなる。

 RE-Gaitは、足首のみへの装着で歩行補助が可能。適切なタイミングでつま先の上げ下ろしを補助することで、つまずきのリスクを低減させる。装着者の状態に応じて、目標とする足関節の動作をあらかじめ装置に設定し、足裏の地面の接地状態に応じて装置が適切に制御する。歩行パターンはタブレット端末により設定でき、目標動作を変更、調整することが可能だ。

 RE-Gaitは、早稲田大学理工学術院(大学院情報生産システム研究科) 教授の田中英一郎氏と広島大学大学院医歯薬保健学研究院 教授の弓削類氏、スペース・バイオ・ラボラトリーズ 代表取締役 河原裕美氏の共同研究成果を使って開発された。2016年10月4日に開催した記者会見で、早稲田大学理工学術院の田中氏は「これまでの歩行支援ロボのコンセプトは股関節や膝関節の補助が一般的だった。これに対して、今回の製品は足首だけを補助し人間の生理現象を活用する新たなコンセプトを導入している」と説明。これにより小型・軽量化が可能になったとした。

 RE-Gaitの重さは片足で約1kg(制御ボックスは別)。大きさは300mm×140mm×365mmと小型で「ズボンの裾の中に収まる」(オリジン)ことをうたう。価格はオープンだが、想定価格は150~160万円。

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