SMKは、電力ケーブルを専用工具を使わずに接続できる新たなコネクター「DC入力2Pコネクタ」を開発した(ニュースリリース)。パワーコンディショナーや2次電池、配電盤等に向ける。同社は新製品をプライベート展示会「SMK先行開発展」(2016年10月5日~7日に千葉市で開催)で公開した。

 同社によれば、これまで電力ケーブルを機器や配電盤に接続する際には端子台に丸型圧着端子をネジ止めする必要があった。新製品を使う場合、被覆を剥がして芯線を露出させたケーブルをソケットに挿入してカバーを締めるだけで、ソケットにケーブルが固定される。機器や配電盤に据えたプラグにソケットを差し込めば、ケーブルの接続が完了する。

嵌合の手順 下から、「ケーブルの先端の被覆を剥がして芯線を出す」、「ソケットにケーブルの先端を挿す」、「ソケットのカバーを締めて、プラグに挿す」。日経エレクトロニクスが撮影。
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 ソケットとプラグの嵌合を外す場合は汎用ドライバーでフックを押す。またソケットからケーブルを外す際も、汎用ドライバーが使える。すなわち、接続・開放のどちらでも専用工具が必要ない。また、新製品には、嵌合時にIP65の防水性能を持つという特徴もある。さらに、プラグには温度ヒューズを取り付けることが可能だという。

上は「ソケットからケーブルを外す場合」、下は「ソケットとプラグの嵌合を解除する場合」 いずれも工具は汎用ドライバーで良い。SMKの図。
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 2P直流用の電流コネクターで、定格電力は1000V、定格電流は40A(8sqケーブルの場合)。適合ケーブルは2~8sq。接触抵抗は5mΩ(最大値)。絶縁抵抗は100MΩ(DC1000Vレンジの最小値)。耐電圧は交流6000V、1分間。使用温度範囲は-40~+85℃である。

 販売開始は2017年4月の予定。生産能力は50万個/月。サンプル価格は1000円(ソケットとプラグのセット)。