米Sempra Energy社は9月29日、同社のメキシコ子会社であるInfraestructura Energética Nova, S.A.B. de C.V. (IEnova)が国家エネルギー管理機関(CENACE)による再生可能エネルギー・プロジェクトの入札で2件のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を落札したと発表した。

 2件のメガソーラーの合計設備容量は141MWになり、総投資額は約1億5000万ドルと見込まれる。

 1つは、ルモロサ(Rumorosa)・ソーラー発電所で、太陽光パネルの容量で53MWを設置、1軸追尾式を採用しており連系出力は41MWとなる。バハ・カリフォルニア州で米国との国境から数kmの位置にあり、Sempra Energy本社のあるサンディエゴからもクルマで約1時間半である。

 もう1つは、メキシコ中央部にあるアグアスカリエンテス(Aguascalientes)州のTepezalá (テペサラ)Ⅱ・ソーラー発電所で、133MW分の太陽光パネルを設置し、連系出力は100MWとなる。ルモロサと同様に1軸追尾式を採用するが、こちらは中国トリナ・ソーラーとの共同プロジェクトになるという。

 いずれのプロジェクトもメキシコ連邦電力庁(Comisión Federal de Electricidad)からの受託業務となり、15年間の再生可能エネルギーおよび容量契約と、20年間のクリーン・エネルギー認定契約の下で運営を行うことになる。

 メガソーラーの建設開始は2018年を見込んでおり、運転の開始は2019年の前半となる予定である。

 IEnova社は9月初めに、ヌエボレオン(Nuevo León)州にあるメキシコ最大の風力発電所「ヴェンティカ(Ventika)Ⅰ」および「ヴェンティカⅡ」を買収すると発表していた。また同社はバハ・カリフォルニア州にある155MWの風力発電所「Energia Sierra Juarez」を開発し、50%の権益を所有している。2015年12月末時点で同社が所有する再エネ発電資産と建設中のプロジェクトの総額は40億ドル以上という。

 米Sempra Energy社は「Fortune 500」企業の一社。カリフォルニア州サンディエゴ都市圏を主なサービス供給地域とするエネルギー大手のSan Diego Gas & Electric (SDG&E)の親会社にあたる(関連記事1)(関連記事2)。