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大型洋上風力用の「作業台船」、大林と東亜建設が建造

2018/10/02 15:06
工藤宗介=技術ライター
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今回建造するSEPのイメージ図
(出所:大林組)
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 大林組と東亜建設工業は9月25日、洋上風力発電の建設を目的とした自己昇降式作業台船(SEP:Self Elevating Platform)を建造すると発表した。国内最大規模の積載重量とクレーン吊り上げ能力を持ち、大型の洋上風力発電設備を複数搭載しながら建設することが可能という。完成は2020年10月の予定。

 最大9.5MWクラスの大型着床式洋上風力発電設備を最大3台搭載し、建設できる。また、800t吊り大型クレーンを装備し、発電容量5.0~9.5MWクラスの洋上風力発電を組み立てられる。将来的な風車の大型化に対応するため、1000t吊り大型クレーンへの変更も可能にするという。

 日本の気象・海象条件に幅広く対応し、船体を所定の位置に誘導するダイナミックポジショニングシステム(DPS)と操船ウインチを装備し、建設現場の条件に応じて最適な位置決め方法を選択して建設できる。国内造船大手のジャパンマリンユナイテッド(横浜市)が基本設計から建造までを一貫して行う。

 風力発電は、政府の第5次エネルギー基本計画において、大規模開発によって経済性を確保できるエネルギー源と位置付けられている。しかし、大規模開発の適地とされる洋上での建設では、発電容量5MWクラス以上の大型風力を設置できるSEPが不足しており、既存作業船では気象・海象条件によっては工事が進められないなど、作業効率の低下が課題となっていた。

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