米Caterpillar社の日本法人であるキャタピラージャパン(本社東京)は2017年9月27日、25年ぶりに設計を刷新した新型油圧ショベルを発表した。部品のモジュール化を導入するとともに、プラットフォーム部分を機種で統一する。各種センサーや通信システムを用いて、半自動で運転者の作業を補助するICT機能も追加した。発表した製品はベーシック版「Cat320GC」、スタンダード版「Cat320」、アドバンス版「Cat323」の3種類だ。

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スタンダード版「Cat320」
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E-フェンスにより作業領域が制限されている

 キャタピラージャパンは明石事業所(兵庫県明石市)で、半自動補助機能「Catグレード2Dアシスト」や作業範囲制限機能「E-フェンス」の機能を実演した。Catグレード2Dアシストは、基準点から土をすくうバケット刃先の位置を認識し、設定した施工面のガイダンスを行うもの。E-フェンスは、作業者がバケット部分やアーム部分、液晶画面を用いて縦横高さといった領域を設定し、可動領域を制限できるというものである。「(E-フェンスを用いれば)誤って地下の配管などに衝突する事故が減る」(同社)。バケット部分に磁気センサー、アーム部分などにジャイロセンサーを搭載し、センシングして同機能を実現している。

 実演した機能以外にバケット内の土の重量を測定する「Catペイロード」、GPSを用いた車両の位置情報を把握する「Catグレード3D」という機能も設けた。新製品のうちスタンダード版とアドバンス版において、Catグレード2DアシストやE-フェンス、Catペイロードが標準搭載。各々の機種でCatグレード3Dをオプションとして搭載できる。

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