GEヘルスケアと大和ハウス、再生医療実用化で協業

キングスカイフロント「A地区」でプラットフォームを提供

2018/10/01 07:00
近藤 寿成=スプール
再生医療向け製造施設「FlexFactoryTM for Cell Therapy」のイメージ
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キングスカイフロント「A地区」の全体計画の概要
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キングスカイフロント「A地区」の全体計画のイメージ
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 GEヘルスケア・ジャパンと大和ハウス工業は、再生医療の商用化に向けて協業する。ライフサイエンス分野のオープンイノベーション拠点である神奈川県川崎市殿町のキングスカイフロント「A地区」において、再生医療商用化のためのプラットフォームを共同で提供する。

 今回の協業では、大和ハウス工業が開発するキングスカイフロント内の「A地区」において、再生医療の研究・商用化および人材育成に関するノウハウとプラットフォームをGEヘルスケアが提供する。顧客企業における細胞・遺伝子治療の実用化までの時間短縮を図り、再生医療分野におけるキングスカイフロント発のグローバルビジネス創出と、一人ひとりに合った効果的かつより質の高いケアをより低コストで提供していくための「Precision Health(プレシジョン・ヘルス)」の実現を目指す。

 大和ハウス工業は、再生医療に関する日本の規制に準拠した施設・設備を提供し、再生医療の研究・臨床試験製造から商用化製造までの迅速な移行を支援する。これにより、日本における再生医療分野のエコシステム基盤を構築し、cGMP(最新の製造・品質管理規則)に準拠したソリューションの提供、ビジネス機会の創出、業界での人材不足の解消に貢献していく。

 GEヘルスケアは、細胞・遺伝子治療製品の再現性のある製造を可能にする一連の細胞加工プロセスを提案。また、これら一連の製品をデジタルオートメーションシステムで統合し、顧客のニーズに合わせて提供するプラットフォームソリューションとして「FlexFactoryTM for Cell Therapy」を開発し、提供を開始している。

 キングスカイフロント「A地区」内の研究棟は、再生・細胞医療の研究をはじめ、最先端の医療技術、医療機器の研究開発ができる最先端のバイオメディカルラボとなる。研究施設を「所有」することなく利用できるノンアセットの事業スキームを提案し、企業のスムーズな事業運営の開始をサポートする。また、地区内に隣接した2つの既存公園を南北につなぐ「プロムナード」を作るなど、研究者や学生、地域住民などが集いやすく交流しやすい開放的なまちづくりを川崎市と協力して進めている。